向陽の陳貴光董事長は以下のように述べています。グリーン電力の推進とは農民や漁業就業者と土地を争うことではなく、共存共栄により持続可能な発展を可能にすることです。農電共生と漁電共生による生産は、グリーンエネルギーを開発しながら「農地や養殖池の面積と生産量を減らさない」という向陽のこだわりから生まれています。最近、エビの伝染病(十脚目イリドウイルス病)によりエビ養殖産業は大きな打撃を受けており、今まさに新しい技術で社会に還元すべき時がきています。
また、向陽は去年、農委会家畜衛生試験所と水産試験所の指導のもと、自社製の太陽エネルギー伝染病対策温室でSPF(病原体フリー)バナメイエビの養殖環境と育成技術の確立に成功しており、今年2月に初めてSPF種エビを放流し、現在1匹あたり約40gの大きさを実現しています。
従来のエビ養殖業は「隔離対策」を行っていないため感染しやすいですが、伝染病対策温室は防鳥・防虫の無毒養殖環境とAIスマートテクノロジーによるモニタリングでエビ養殖おけるリスクを軽減しながら品質を大幅に向上させています。現在は1年3期の養殖が可能で、1㎡あたりの年間生産量10kg以上、生存率80%以上を実現しています。
バナメイエビを贈られた養殖事業者の張家溢氏は次のように述べています。バナメイエビは伝染病で大きな打撃を受け、例年10億新台湾ドルだった生産額が今年は1億新台湾ドルにも達しませんでしたが、現在は向陽の新しい技術のおかげで、8か月かけて育てていたエビが、5~6か月で育てられるようになりました。今後も多くの同業者に共有していきます。
出典:中時: 2020年7月9日
(Translated by Sunny Rich Group)